会社の社長が千葉県に住んでおり、子供が2人の4人暮らしをしていたのですが、どういう風の吹き回しなのか、那須高原に別荘を購入し、そこで生活を始めると言い出したのです。あとでわかったのですが、どうも娘が結婚し、そこで別荘の経営をしたいということで、家族みんなでそのエリアで住むということのようでした。休日返上で引っ越しの手伝いをさせられることになったのですが、社長からの依頼なので断ることもできず、自社のトラック4台で現地に向かいました。4台も必要なほどの荷物があるのかと、半信半疑で向かいましたが、社長宅のあまりの散らかり具合に唖然としてしまいました。まるで大地震が起きた直後のように、室内がごちゃごちゃになって足の踏み場もないほどなのです。どれを捨て、どれを持ってくのか、その選別さえできていない状態でした。こんな状態で1日で引っ越しができるのか、そんな気持ちになりましたが、とにかく動き始め、荷物を積み込み始めないと終わりませんので、せかすように家具をトラックに載せていきます。トラック4台が必要なのは、そのうちの1台はゴミ処理のための車で、それを積んで運んで、どこかで処分して欲しいということでした。

ゴミ屋敷の掃除知識

どうみても必要のないものばかりと思えましたが、社長は捨てるのが苦手なようで、あれもこれも持っていきたいと言い出し、思うように進まない中で、それでも社長の娘がなんとか説得し、ゴミ出しできるようになってきました。2トントラックいっぱいできれいに積まないと載せられないほどのゴミが出て、大変でした。朝早くからゴミ出しと持っていく荷物との積み込みと両方をしつつ、出発できたのが夕方近くなっており、これから1台はゴミ捨て場に、残りの3台は那須高原まで3時間近くのドライブということで、最終的に深夜までかかってしまいました。引っ越しが転機になり、ゴミ屋敷を片付けることができたのですが、それでも人間そうは変わらないものです。やはり新しい別荘でも、家の中があっという間に荒廃し、外観がきれいになのに、数か月で家の中は以前と同じようになってしまっていました。